KS社労士メンタルオフィス代表の枌原 可苗(そぎはら かなえ)と申します。
私は、高校を卒業後に就職した企業で、刑事事件の被害に遭いました。20年程が経過し、ようやく男性に恐怖感を持つことなく関わることが出来るようになりましたが、それまでは上手くコミュニケーションを取ることができませんでした。その為、労働問題が度々発生してしまいました。
生きていることが辛くて辛くてたまりませんでした。でも、これではいけない、上手くコミュニケーションを取れるようになって、もっと楽に働けるようになりたい。そう思い、日本メンタルヘルス協会でカウンセリング(来談者中心療法他)の勉強を始めました。その時は、自分自身の辛さを乗り越えるためだけに受講していたのですが、SNSに「生きるのが辛くて耐えられない。」などの書き込みを見つけたことから相談に乗ることになりました。
「人が生まれてくる時には、何らかの役割が与えられる」とお坊さんから聞いたことがあり、私自身に課せられた役割は何かを日々考えるようになりました。その結果、私はカウンセラーとして生きることにあったのだと気が付きました。
それからというものの、私は、心理カウンセラーとしてボランティアを始め、今までに約300人程の話をお伺いさせて頂きました。人間関係、労働問題、いじめ、様々な問題をお聴きすることで、頑なになった心が解けて行き、「もっと早くに出会いたかったです。」「自分の気持ちを本当に理解しようとしてくれる。こんな先生と会ったのは初めてです。」「不眠症で苦しんでいたのですが、話を聴いて頂いた後は、包み込んでもらっているかのように安心して熟睡できました。」なんて言われることが多かったです。
しかし、法律に絡む様々な問題。これは、心理カウンセラーとして、話を聴いてあげるだけでは解決できない。この問題を解決するためには、私自身が法律家となって知識を付けなければならない。そして、どのような悩みでも私に相談してくれれば解決に導くことができる、ワンストップサービスが行える事務所を作りたい。そう思い、粉骨砕身、社会保険労務士(社労士)になりました。私自身が、労働問題で精神的にまいっていた時にお世話になった心療内科の医師にも、「僕たちが、いくら一生懸命に話を聴いて薬を出しても、労働問題やあらゆる問題が解決しない以上、病気が完治することは難しい。だから、頑張ってほしい。」と言われたことが頭から離れません。
私は、自殺者を失くす為にも、精神的な病を抱える人を減らす為にも、これからも精一杯、相談者の心に耳を傾け、問題が解決できるように全力でぶつかって行きたいと思います。
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